コラム

子どものデリケートな肌を守る!よくある皮膚トラブルとその対処法

子どもの肌は大人に比べて薄く、敏感でトラブルを起こしやすいものです。
汗疹やアトピー性皮膚炎、虫刺されなど、日常でよく見られる皮膚の疾患は、親御さんにとって心配の種となることも多いでしょう。

そこで今回は、子どものよくある皮膚トラブルとその対処法について詳しく解説します。

 

子どもの肌の特徴とケアの基本

子どもの肌は大人と異なり、非常にデリケートです。
その構造や特性を理解することで、適切なケアが可能になります。

子どもの肌がデリケートな理由

子どもの皮膚は薄く、バリア機能が未熟です。
角質層が薄いため、外部刺激に対して敏感で、乾燥や炎症を起こしやすい傾向があります。
また、汗腺や皮脂腺の発達が未熟なため、汗や皮脂によるトラブルも発生しやすくなります。

日常のスキンケアのポイント

■清潔を保つ
毎日優しく洗うことが大切です。
低刺激の石鹸やボディウォッシュを使い、ゴシゴシこすらないようにしましょう。

■保湿を徹底する
入浴後や乾燥が気になるタイミングで、刺激の少ない保湿剤を塗ります。
クリームタイプやローションタイプを選び、たっぷりと塗布してください。

■衣類の素材に注意
綿やシルクなど肌に優しい素材を選び、化学繊維やウールは避けましょう。

 

よく見られる子どもの皮膚トラブル

子どもによく見られる皮膚疾患には、さまざまな種類があります。
ここでは代表的なものを紹介します。

汗疹(あせも)

汗疹は、汗が皮膚に詰まることで起こる小さな赤いブツブツです。
特に夏場や高温多湿な環境で発生しやすく、首や背中、脇の下などに現れます。
■対処法:
汗をかいたらこまめに拭き取り、通気性の良い服を着せましょう。
ひどい場合は、ステロイド外用薬を医師の指示で使用することがあります。

■予防
部屋の温度や湿度を適切に保ち、汗をかきすぎないように注意しましょう。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う慢性的な皮膚炎で、赤みや湿疹が特徴です。
家族にアレルギー体質がある場合に発症しやすい傾向があります。

■対処法
保湿剤を毎日使用し、かゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬を医師と相談して使いましょう。
かきむしりを防ぐため、爪を短く切ることも重要です。

■予防
食物や環境のアレルゲン(ダニ、ハウスダストなど)を避け、ストレス管理も大切です。

虫刺され

虫刺されは、蚊やダニによるものが多く、赤く腫れたりかゆくなったりします。
子どもはかきむしることで悪化し、細菌感染を引き起こすこともあります。

■対処法
かゆみ止め(抗ヒスタミン軟膏など)を塗り、冷やすことで症状を和らげます。感染が疑われる場合は、早めに受診してください。

■予防
虫よけスプレーや長袖の服を使用し、草むらや公園での対策を徹底しましょう。

とびひ(伝染性膿痂疹)

とびひは、細菌感染によって水ぶくれやかさぶたができる疾患で、かゆみや痛みを伴います。
傷や虫刺されをかきむしることで広がります。

■対処法
抗菌薬の外用や内服が必要な場合があります。清潔を保ち、患部を触らないよう指導しましょう。

■予防
傷口を清潔に保ち、ガーゼで保護することが効果的です。

 

皮膚トラブルを悪化させないために

皮膚トラブルが起きたとき、適切な対処を怠ると悪化するリスクがあります。
以下に注意点をまとめます。

自己判断での治療は避ける

市販の薬や民間療法を安易に使うと、症状を悪化させることがあります。
特にステロイド外用薬は医師の指示に従って使用してください。

かきむしり防止の工夫

かゆみが強い場合、子どもは無意識にかいてしまいます。
爪を短く保ち、夜間は手袋を着用させるなどの工夫が有効です。

生活習慣の見直し

規則正しい生活やバランスの取れた食事は、皮膚の健康を保つために重要です。
十分な睡眠とストレス軽減も忘れずに行いましょう。

 

受診のタイミングと小児科での対応

「様子を見ればいいのか、すぐに病院に行くべきか」迷うことも多いでしょう。
以下に目安を解説します。

受診が必要なケース

●かゆみや赤みがひどく、日常生活に支障が出ている

●発熱や膿を伴う場合

●症状が数日で改善しない、または悪化している

小児科での診察の流れ

近藤こどもクリニックでは、まず詳細な問診と視診を行い、必要に応じて皮膚テストや血液検査を実施します。
症状に応じた薬の処方や生活指導を行い、保護者の方にもわかりやすく説明します。

 

早めの受診を心がけましょう

子どもの皮膚トラブルは、適切なケアと早期対処で改善することがほとんどです。
日々のスキンケアを徹底し、症状が気になる場合は早めに小児科を受診しましょう。

山口市で、子どもの皮膚のトラブルについて相談できる小児科をお探しなら、湯田温泉駅近くの近藤こどもクリニックへ。
「山口市 小児科」「湯田温泉駅 小児科」で検索されている方も、ぜひご相談ください。
お子さんの健やかな肌を守るため、親御さんと一緒にサポートしていきます。

 

近藤こどもクリニック

山口市の近藤こどもクリニックは、地域に根ざした小児科クリニックとして、子どもたちと親御さんをサポートしています。40年以上の実績があり、さまざまな小児疾患に対応。
どんな小さなことでも、気軽に相談できる場所を目指しています。

電車でお越しの方は「湯田温泉駅」からのアクセスが便利。
初めての受診でも、スタッフが温かく迎え、わかりやすく説明しますので、安心してお越しください。

住所:〒753-0826 山口県山口市幸町3-49-2
TEL:083-922-0510
※WEB予約にも対応しています

 

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